AWSとは?初心者の人にもわかりやすく解説

AWSとは?

AWSとは、「Amazon Web Services」の略で、企業向けのクラウドコンピューティングサービスです。

名前からわかる通り、ECサイトで有名なAmazon社が提供しています。
AmazonがECサイト以外にもクラウドコンピューティングの提供をしているの?と聞かれることも多いのですが、実は2019年の営業利益の63%はAWSから上がっているほどの主力サービスとなっています。パブリッククラウドのグローバルシェアでもトップを走っているのがAWSなのです。

IaaS, PaaS, SaaSなど様々なレイヤでサービスを提供しています

AWSでは、インターネットを介して、サービス提供がされており、その数は175を超えています。

次の3つのレイヤを意識するとサービスの把握がしやすくなります。

  • IaaS:サーバーやストレージ、ネットワークなどのインフラサービス
  • PaaS:データベースやサーバレスなプログラム実行環境、コンテンツ配信などのプラットフォームサービス
  • SaaS:ユーザーの認証や画像解析サービス、機械学習AIなどのソフトウェアサービス

AWSでビジネスがどう変わるのか

AWSの利用で、ビジネスがどうかわるのでしょうか?

ITリソースの購買体験を変えたAWS

AWSを利用することで、「ITリソースの購買体験」を大きく変えることができます。

従来であれば、要件定義、設計を行い、必要なITリソースのキャパシティの算出を行っていました。そのうえで、ピーク時のキャパシティに合わせたITリソースの調達を行います。購入後も運用が必要となり、ハードウェアの保守期限に合わせて、再度調達を繰り返すことになります。

AWSでは、必要な時に使った分だけ、事前の契約なしに、誰でもITリソースの調達が可能です。ITリソースの調達をAWSへ任せることで、調達のためのキャパシティプランニングや運用などの人的コスト、時間、ピーク時にあわせた調達費用を軽減したり短くすることできます。

事業展開速度の加速や、新たな可能性の創出効果が期待できる

その結果として、ビジネスにどのような利点をもたらすのでしょうか?

AWSにITリソースの調達を任せることで、システム導入の初期費用はもちろん、中長期にわたる運用のための人的工数やメンテナンス費用含めたTCO削減が可能になります。

そこで削減できた人的リソースや時間を、本来のビジネスに投資することで、事業展開速度の加速や新たな可能性の創出ができるようになります。

AWSの特徴やメリット/デメリット

AWSを実際に利用してみて特徴的だと感じることをあげてみます。

メリット デメリット
初期費用ゼロ、使った分だけの従量課金 情報が多く流れが速い
高いセキュリティ アンチパターンでも何となく動いてしまう
高い柔軟性、拡張性  
冗長構成をとりやすい  
サービス(機能)が豊富  

簡単にまとめるとメリットとしては、「やりたいことを、低コストで、迅速に、しかもセキュアに実現できる。」という部分ではないでしょうか。
デメリットとしては、「便利な反面、いろいろと簡単に出来すぎてしまい、情報が氾濫している」ことです。

AWSでは、1から作るのではなく、数あるサービスをいかに活用していくかが重要になります。詳細なメリット/デメリットについては別ページで詳しくまとめているのでご確認ください。

 AWSの特徴やメリット/デメリット:https://denet.ad.jp/cloudpress/merit-demerit/

AWSの代表的なサービスで実現できること

では、AWSを使うとどのようなことが実現できるのでしょうか?代表的な例を挙げてみましょう。

Amazon EC2を使うことでWEBサイトの運用が可能です。アクセスが多いサイトであれば、CDNサービスであるAmazon CloudFrontやロードバランサーのElastic Load Balancingなどを組み合わせて負荷対策が可能です。また、完全に静的なコンテンツであれば、Amazon S3へhtmlファイル一式を保存し、CloudFrontでhttps配信する「サーバーレス構成」をとることもできます。

AWSでは、WEBサイトの運用のようなIaaS的な使い方以外にも、様々なサービスを組み合わせることで多様なことが実現可能です。

  • Amazon EC2でWEBサイトの運用
  • AWS Lambdaを使った、サーバレスな環境でのバッチ処理やAPI作成
  • Amazon Connectを使ってクラウドコンタクトセンターの構築
  • Amazon QuickSightを使ったBI環境の構築
  • ビッグデータ分析
  • IoTソリューションの構築
  • AIの活用

上記の詳細は別ページにまとめていますので、併せてご覧ください。

 AWSの代表的なサービスで実現できること:https://denet.ad.jp/cloudpress/function/

AWSの導入事例

AWSは、多種多様な業種や企業規模の会社が利用しています。

それを裏付けるように、AWS公式の導入事例ページには、

  • 任天堂
  • ディー・エヌ・エー
  • 経済産業省
  • スターバックスコーヒー ジャパン
  • 塩野義製薬
  • JR東日本
  • コクヨ
  • 大日本印刷
  • 札幌市

など公共、民間問わず、医療機関なども含め様々な事例が紹介されています。もちろん、事例にあるような大企業だけではなく、中小企業や個人までがAWSを利用しています。

弊社のお客様でも、同業他社や関連する大企業が導入していることが後押しになって、導入を決められているケースが多くあります。ディーネットのAWS導入事例も用意しているので合わせてご確認ください。

AWSの活用を支援する「APN パートナー」

AWSは様々なサービスがあり、必要に応じてサービスを使い分ける必要があります。

AWSには、APN(AWS Partner Network)というパートナープログラムがあり、AWS活用の支援を受けることが可能です。自社で対応しきれない場合は、APNパートナーを中心に支援先を探していきましょう。

APNパートナーのランク
APNパートナーのランク

パートナーには、4段階のティア(階層)があり、セレクトティア以上のティアへ昇格するためには、必要な要件を満たす必要があります。「アドバンスト」以上のティアは、多くの実績、エンジニアの体制、顧客満足度が求められているため、パートナー選びの一つの指標にすることが可能です。

APNパートナーの詳細については、AWSの活用を支援する「APN パートナー」にてまとめています。

AWSに関する資格

2021年4月現在で、個人で取得が可能なAWS認定資格は11個あります。レベルは大きくわけると次の4つに分類が可能です。

  • 基礎
  • アソシエイト
  • プロフェッショナル
  • 専門知識

ディーネットでは、営業職をはじめとした非エンジニアメンバーには「基礎」および「アソシエイト」レベルの資格取得を推奨しています。エンジニアメンバーの対象は、「アソシエイト」「プロフェッショナル」「専門知識」レベルです。

AWSの知識習得をしてみたい。という方はぜひ基礎レベルからチャレンジしてみましょう。資格についての詳細や勉強方法については、別途下記ページを参照ください。

 AWSに関する資格:https://denet.ad.jp/cloudpress/qualification/
 

覚えておくと良い用語集

最後にAWSについて調べていると、頻出する用語について簡単に説明してみます。詳細については覚えておくと良い用語集にまとめていますので、そちらをご覧ください。

頻出用語について、ざっくりとまとめると次のようになります。

  • Region・・・「東京リージョン」「大阪リージョン」地理的に分割されたデータセンター群。
  • AvailabilityZone または AZ・・・リージョン内にある、物理的に隔離されたデータセンター群。
    「東京リージョンで、マルチAZ構成を組む」=「東京リージョン」の中で複数の「リージョン」を使って冗長構成を組むこと。
  • Amazon VPC・・・自分専用のネットワーク
  • Amazon EC2 または EC2インスタンス・・・仮想サーバー
  • Amazon EBS・・・仮想サーバーにつけるストレージ
  • Amazon RDS・・・リレーショナルデータベース専用サーバー
  • AWS IAM・・・AWS内のユーザーアクセス許可
  • Amazon S3・・・オブジェクトストレージサービス
  • Amazon CloudWatch・・・モニタリングサービス

まとめ

この記事では、AWSについてまとめていきました。AWSは、パブリッククラウド市場をリードするクラウドサービスです。

企業の導入事例やサービスも豊富で、高いセキュリティ、柔軟性、拡張性があります。パートナーも充実しているので、ぜひAWSを活用してビジネスを加速させてみてはいかがでしょうか。