AWS運用代行の中身
AWSからの英文メール対応
AWSのルートアカウントには、AWSから様々な内容のメールが配信されます。お知らせメールはもちろん、サービスの利用にかかわる重要なものまで。様々な情報が配信されます。
このメール配信ですが、日本語のものと英語のものが混じっています。お知らせであれば見逃しても影響はほとんどありません。しかしながら、利用者の対応が必要な場合があります。
この記事では、利用者に影響があるものを中心に、AWSから送られてくるメールについてご紹介します。
AWS環境を自社で運用するポイントや、ディーネットの運用サービスをご紹介。
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サービスの詳細についてはAWS運用代行サービスの紹介ページをご覧ください。
AWSから送られてくる重要なメール

メンテナンス情報
AWS各種サービスのメンテナンスに関する通知が送られてきます。代表的なものは、基盤ハードウェアリタイアに伴うサーバー再起動通知です。
クラウドといえども実際は物理的なハードウェアが存在しています。故障や長期利用などで、物理的なハードウェアを撤去するときに、その上で稼働するEC2インスタンスを別のハードウェアに移動させる必要があります。そのために再起動が必要になります。
基本的には、いきなり再起動されることはありません。任意のタイミングでの再起動を促されます。しかし、再起動をしないでいると強制再起動されることになります。
参考:インスタンスのリタイア
アップデート通知
RDSなどAWSがフルマネージドするサービスでは、バージョンアップ作業はAWS側の責任範疇となります。利用する側は、それにあわせてアプリケーションの動作確認や作業日時の調整をする必要があります。
こちらも、利用者側の都合でバージョンアップ対応ができますが、未実施のままでいると強制的にバージョンアップがされることになります。
不正利用報告
利用中のリソースが不正利用されている場合に報告が飛んできます。Abuse Reportと呼ばれるものです。
これを受信した場合は、速やかに状況を確認して対処と再発防止策を検討する必要があります。
不正報告受信時の対応方法のページには、24時間以内に応答がない場合、リソースブロックとアカウント停止をする可能性が明記されています。
まれに身に覚えのない無関係の指摘も送られてきたりすることがあります。まずは、その旨回答しておきましょう。
お客様で運用をするポイント

メールはルートアカウントに対して配信されます。正常に受信できることを確認しておきましょう。
そして、メール受信時には必ずチェックをするようにします。英語が苦手な人は翻訳サービスなどを利用すると良いと思います。
再起動やバージョンアップなどの対応が必要な場合は、強制執行されないように、早め早めに対応計画を立てましょう。
ディーネットのAWS運用代行サービスでは

ディーネットがAWSアカウントをご提供しているお客様については、テクニカルサポートがメールを一括受信しております。
都度、内容の確認を行い、影響有無を判断します。お客様に影響がある場合は、日本語でのご案内をしております。
お客様が能動的に英文メールの確認などのアクションを起こす必要はありません。
利用開始後の運用負荷を減らしたい場合は、ぜひご相談ください。
まとめ

この記事では、AWS利用時にルートアカウントへ送られてくるメールについてご紹介しました。
AWSから英文でメールが送られてくることが多くあります。中には、利用者の行動を促すこともあり、しっかりと内容の確認が必要です。
強制再起動やバージョンアップでサービス停止を引き起こさないために、しっかりと確認をしておきましょう。