AWSの柔軟性を授業に採用
わかりやすい提案が決め手に

名古屋デザイン&テクノロジー専門学校の授業で使うためのAWS環境について、
学校運営に携わる吉川様・教務部の佐藤様・サポート企業の松葉様、異なる3つの立場の皆様からお話しを伺いました。

皆様のお仕事について教えていただけますか?

吉川様(以下、敬称略):広報・教育・就職の観点から学校全体の統括を行っています。 教育環境を整えることで、学生に快適に過ごしてもらえることを心がけています。 また、常に最新のものを取り入れるということも重視しており、AWSは導入している企業も多い印象があり、今後使っていかなくてはいけないツールだと思っています。

佐藤様(以下、敬称略):教務部に所属しています。現在はAIエンジニア専攻、ホワイトハッカー専攻、ITエンジニア専攻の三つのクラスを担当しています。 名古屋デザイン&テクノロジー専門学校では、専門的な授業は企業から講師を招いて行うため、私は担任として、ホームルームの時間や、時間割の構築、担当専攻の講師の手配などをしています。 また、学生が希望する業界の仕事に携われるように、日ごろから学生たちに就職にたいする意識付けをできるようにサポートしています。

松葉様(以下、敬称略):名古屋デザイン&テクノロジー専門学校の支援をしている「国際教育センターVISTA ARTS」に所属しています。 情報システム部門のような業務を担っており、日々のコンピューターメンテナンスや、授業に必要なソフトウェアの導入・管理をしております。 また、その学校に今一番必要なIT、ICT環境を提案することが私たちの仕事になります。

名古屋デザイン&テクノロジー専門学校について教えていただけますか。

吉川: 本校は、「テクノロジーで創造力を仕事にする」をコンセプトに掲げ、お客様に喜んでいただける商品、製品が開発できる人材を育成しています。 目指す業界としては、ゲームやIT、CG、映像、グラフィックデザインなど多岐にわたります。 本校の特徴は、業界の第一線で活躍するスペシャリストから最先端の技術を学べるところです。 しかし、どんなに素晴らしい商品であっても、顧客に喜んでいただけるもの・カッコいいもの・感動を与えるものでなければ商品は売れません。 だからこそ、デザインも同時に学べるようにしています。 学生の皆さんが「好きなことを仕事にできる」ように、産学連携教育を通し、業界で「今」活躍するプロフェッショナルとともに人材育成を行っています

今回構築したシステムはどのような位置づけのものですか?

松葉:授業で利用するクラウド環境になります。WEBデザインの授業で使用するコンテンツ領域サーバーで、学生が授業で作成したWEBページを掲載するためのものです。 WEBデザインの授業は実際の成果物が目に見えるので、学生にも人気の授業です。

なぜAWSでの構築を選ばれたのですか?

松葉:WEBデザインの授業自体は以前からあり、元はオンプレミスのサーバーを使用していたのですが、 廃止することになったため代わりの環境を探していました。その中で、クラウドへ移行しようという話が上がりました。 AWSであれば、吉川さんが重視している「常に最新のものを取り入れたい」という観点にマッチしています。情シスである私の「安全性を重視する」という観点からも、 世界規模の拠点を持ち、既に多数の企業で導入実績があることで十分に信頼性のあるものだといえました。 また、別のカリキュラムでAWSの資格試験についての授業もあったので、関係の深いサービスだったこともあります。

導入して良かったことはありますか?

松葉:AWSはオンプレミスと比較するとスモールスタートが可能ですよね、必要な時に必要なだけすぐに調達できる。そこが特に大きな違いで、AWSの利点だと思います。 運用面に関しても、学生側からは自分のものしか見られず、講師と教員は全て見られるように調整しています。 この講師の方は外部の企業から招いているので、授業時間の間しか学校にいられないのですが、 AWSのようなクラウド環境であれば、自宅や会社からでもアクセスできるので、いつでも教材準備や添削ができるというのが便利ですね。 また、実際に授業で使用し始めてから、新たにPHPも使いたいとなったとき、ディーネットさんに相談することですぐに必要な機能をスムーズに実装してもらえたのもよかったです。

ディーネットにお任せいただいた理由を教えていただけますか?

松葉:もともと、ディーネットさんとは仕事でご一緒したこともあったので、AWSを使おうと決めたときに、AWS認定パートナーでもあるディーネットさんに相談してみました。 迅速に提案をもらえたことが印象的だったのと、資料ベースで提案してもらえたので、要望を実現するために決めなければいけないことが明確になりました。 また、AWSを利用する際に懸念していたのが、従量課金制であることと、クレジットカードでの支払いが難しいという点だったのですが、アカウントをディーネットさんが持つことで請求書払いにしてもらえたので、助かりました。 その他にも、独自ドメインの取得やAmazon EC2の中身のセットアップも含めて対応していただけたので、構築・導入から運用までをワンストップで支援してもらえたのが良かったです。

ディーネットのサービスご提供について、ご感想をお聞かせください。

松葉:迅速で柔軟な対応に助かっています。また提供されているサービスは「いつもかゆいところに手が届く」ので、すごく助かります。

佐藤:本校は、企業プロジェクト産学連携教育というカリキュラム上、企業と密に関わります。企業から課題をもらい、 生徒が課題解決をするという「企業プロジェクト」等が後期から始まったりすることもある。 そういったときに、ディーネットさんに相談すれば迅速に環境調達ができるので安心感があります。

今後のAWS活用の展望についてお聞かせください。

佐藤:実は本校でも、学生がAWSクラウドプラクティショナーを受験するというカリキュラムがあります。 AWSについての知識はこれからIT業界で働いていくうえで必要なモノになりますが、サービスの種類が多岐にわたります。 どういったときにどのサービスを使うのが適切かということを、学生と共に学校全体でAWSの知識向上を図っていきたいと考えています。

※取材日 2023.9.19

滋慶学園グループの1校に属する専門学校。 滋慶学園グループは、北海道から福岡まで、全国に80校以上あり、全国の学校が共通ミッションとして、「職業人教育を通して社会に貢献する」を掲げ、学校運営を行っています。 業界に直結した専門学校を目指し、教育理念として「実学教育」「人間教育」「国際教育」の3つを掲げ業界で即戦力となる人材を育成しています

ご利用いただいたサービス

AWS導入支援サービス

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名古屋デザイン&テクノロジー専門学校様の生徒さんが授業で利用するWEBサーバとしてAWSのインフラ環境をご提案・構築させていただきました。 生徒さんお一人ずつにコンテンツ領域を作成し、ご自身で制作されたページをインターネット上に公開可能な環境になっております。 AWSを使ったことによるメリットとして、生徒の人数や授業内容に応じてスペック変更が可能なためストレスなくご利用いただけるものと考えております。 今後も生徒の皆様が、勉学に勤しむことができるようご支援してまいりますので、引き続きよろしくお願いいたします