社員の夜間対応の負担軽減。
オンプレからAWSへの移行を推進。

サーバインフラの24365体制での運用保守をアウトソースし、自社にしかできないことに専念。
株式会社ブレーンスタッフコンサルタンツ 長田様へお伺いしました。

ブレーンスタッフコンサルタンツ(以下、BSC)様の事業内容についてお聞かせください。

長田様(以下、敬称略):私たちBSCは、主に専門学校を展開するグループ企業の一つです。 その中でも、グループ校のシステム全般をサポートする、情シスのような立場になります。

その中で、長田様はどのようなお仕事をされているんですか?

長田: BSCには4つの事業部があります。
それぞれが担当するのは、WEBサイトの制作や更新などを手掛ける制作系の部署、基幹システムの開発からメンテナンスまでを手掛ける開発系の部署、 グループ内の学校にてWordやExcelなどの教育を実施する教育系の部署、そして、それら全ての事業にまたがり、インフラ周りを担当する部門が『ネットワーク事業部』となります。
私はネットワーク事業部に所属していて、実はインフラに限らず、スイッチの入る電子機器に関する要請があれば、北は札幌から南は博多まで飛び回っています。

ディーネットがAWSの構築と運用代行を担当しているシステムについて教えていただけますか?

長田:エンド顧客となる、グループ校のWEBサイトです。

学校のWEBサイトというと、なんだか懐かしいです。 学科の情報や、お知らせが載っていたりするのでしょうか?

長田:そうですね、学校そのものの情報はもちろん、在校生だけでなく、受験生にも必要な情報が日々更新されていきます。
在校生や受験生の方々が見る情報となると、障害発生などでWEBサイトが開けなくなることはその日の授業や試験に関わる可能性もありますのでとても困ってしまいます。 ですので、サーバを落とさない、サービスを止めないという部分は非常に重要です。

なるほど。たしかに最近は学校のWEBサイト経由で様々な申し込みをすることもありますものね!
では、その学校のホームページ用サーバをAWSへ移行しようと思われた理由について、詳しく伺ってもよろしいですか?

長田:はい。現在BSCで担当しているシステムやWEBサイトのほとんどは、オンプレミスで動かしています。
データセンターにラックを借りているのですが、時代とともにサーバの主流もオンプレミスからクラウドに移行しつつあることと、 クラウドの方が利便性も高いことから、クラウドへの移行を決めました。また、その中でも今回AWSを選んだ理由としては、やはりシェア率が高いことです。
導入事例が多いので出回っている情報量も多いですし、コスト面なども考慮して、総合的にメリットが多かったですね。

AWSはウェブ上にナレッジなどもたくさん上がっていますよね。
しかし、AWSの構築から運用までを全てBSC様が自社で対応することも可能だったかと思いますが、何故お任せくださったのですか?

長田:ディーネットさんに依頼しているのは、グループ校のWEBサイトのサーバインフラです。
確かに自社内でコンテンツの作成からインフラまで全てカバーすることもできます。実際今までオンプレ環境ではそのようにしていました。 しかしながら、障害が発生すると昼夜問わずの対応が必要になりますし、サーバインフラ以外にも、電源が入るIT機器はすべてが我々の対応範囲となります。 ときには、モニターやパソコンの修理に現地に赴いたりするんですよ。
対応業務が多岐に渡っているので、サーバインフラの運用保守をパートナーに任せることで、突発的な対応を減らし、本来優先すべきタスクや、必要な判断に集中したいと考えました。

分業することで、能率が上がったということですね!
ちなみに、AWSへの移行と、運用代行サービスの導入にあたり、なにか不安に思ったことはありましたか?

長田:導入前に気になっていたのはやはり、費用面になります。 これまでオンプレミスを使ってきたことで、AWSに移行するにあたり費用が上がることへの不安はありました

確かに、オンプレミスからの移行の方から同じお声をよくいただきます。 オンプレミスだと、必要な機器を5年ごとに買い替えることはありますが、自社で保守をされているとランニングコストはかかりませんものね。

長田:はい。ですがやはりサーバが落ちない、サービスを止めない、ということを優先するためにはインフラの見直しが必要でした。
近年ではメディアへの露出があると、急激にアクセスが集中して高負荷によるサーバダウンなどを経験したこともあり、AWSの可用性には期待しています。また、BSCは平日出勤・土日休みという一般的な勤務形態です。
なので、今までは休日でも深夜でも関係なく障害発生時は担当社員にアラートが飛び、すぐに対応していたのですが、24時間365日体制での運用代行を御社にお任せすることで、社員の負担軽減にもつながりました。

深夜やお休みの日に対応するというのは大変でしたよね。

長田:そうですね、お任せするようになってから、夜は安心して眠れるようになりました。笑

逆に、AWSへの移行と、運用代行サービス導入後に変わったことや良かったことはありますか?

長田:良かったことと言えば、御社の24時間365日体制での運用代行を利用したことですね。
これまでは自社で保守しているとはいえ、24時間365日ずっと見ていることはできないので、先ほども言ったように深夜だったり、担当社員が休んでいたりすると、 障害が発生してもすぐの対応が難しい場合もあり、システムの自動復旧機能を使用していました。 自動復旧で一旦は問題なく稼働することも多いのですが、根本原因が不明なままで復旧させるので、再発することが多くありました。
また、復旧できなかった場合にアラートが飛んでくるのですが、アラートを受けログインしてみると時間差ですでに復旧していた、というようなこともあります。 そこを御社にお任せすることで、リアルタイムでの根本原因調査や、エスカレーションの判断をエンジニアにしてもらえるので、自社の対応は本当に必要なことのみに専念できるという安心感があります。

安心してご利用いただけているようで、良かったです。障害発生時には、リアルタイムで状況確認ができた方が解決に繋がりやすいこともありますので、 ディーネットでは根本原因の解決をするために、アラートを検知すると「ログイン、調査、復旧、対策」という手順を踏ませていただいています。
自動復旧と比較すると、サービス停止から復旧まで若干時間がかかるかもしれませんが、都度原因究明と対策をご提示できることでご好評いただいております。

長田:やはり多少時間はかかっても、一度で原因究明と復旧に持っていくことができ、かつアウトソースできるというのは安心感があります。 他社さんだと、原因調査はスポット依頼になるというところもあったので、そこもありがたいところですね。

ありがとうございます。ディーネットのサービスにご満足いただけている様で、とても嬉しいです!

長田:そうですね、ディーネットさんには期待以上のことをしてもらえているなと感じています。
構築依頼した環境へは御社からだけでなく、BSCからもアクセスして設定変更などができますし、次回からはそれを踏まえて構築してくれていて、柔軟な対応に助かっています。
また、設計書も納品してもらっていますよね。こちらの変更内容を設計書にも反映してくれていて、大変助かっています。 設計書の構成管理を自社でやろうとすると、つい滞りがちになってしまうので、痒い所に手が届く思いです。

最後にBSC様の今後の展望についてお聞かせいただけますでしょうか?

長田:現在は、AWSへの移行を始めたばかりですが、やはりセキュリティ要件的に厳しいものに関してはオンプレミスに残してハイブリッド的に使っています。
しかしやはり世間的にもクラウドが主流になっていますし、ゆくゆくはセキュアなシステムもクラウド化していけたらと思っていますので、引き続きよろしくお願いいたします。

はい!こちらこそ、引き続き安心してサービスをご利用いただけるよう努めてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
本日は貴重なお話しをお聞かせいただき、どうもありがとうございました!

※取材日 2022.12.22

ITを通して社会に貢献する。
グループ校の縁の下の力持ちとして、教育機関を通じてIT技術で学校・学生・業界をサポートします。

ご利用いただいたサービス

AWS移行支援サービス

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AWS保守運用サービス

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オンプレミスで稼働している各専門学校様用のWEBサーバを中心にAWSへのリホストをお手伝いさせていただいております。
また、リホストに合わせて弊社にご相談いただいた経緯でもございますがお客様が自身の業務に専念出来るよう、インフラ部分を弊社の運用保守代行への切り替えを進めております。
24時間365日体制での障害対応、及びテクニカルサポート窓口を弊社では開設しておりますので障害やその他サーバにまつわる設定変更依頼など、お気軽にお問い合わせいただければと思います。
まだ、AWSへリホストを実施したWEBサーバは一部ではございますが今後も引き続きAWSへの移行のサポートさせていただければと思っております。