事業拡大に伴いパートナーを再選定。
インフラ専任担当者不在の負担を軽減する、ベストマッチのパートナーとして。
大人が夢中になるリアルな宝探し「ハンターズヴィレッジ」を
AWS環境へ構築した経緯とパートナー選定理由について、
株式会社タカラッシュの細井様へ、詳しくお伺いいたしました。
インフラ専任エンジニアはおらず、兼任の担当者にて管理を実施
細井様の業務について教えていただけますか。
細井様(以下敬称略):主にWEB制作やディレクションを行っています。加えて社内インフラ全般の管理も行っています。
WEB系業務とインフラ系業務を兼任されているのですね。
細井:はい。インフラについては専門家というわけではないのですが、兼任という形で対応しています。
今回AWS環境でインフラ提供させていただいている、ハンターズヴィレッジについて教えていただけますか。
細井:大人が夢中になれるリアルな宝探しを企画・運営しています。
ハンターズヴィレッジから会員登録すると、様々なクエストに参加ができ、謎解きや体力を駆使して宝探しを行っていきます。
過去には無人島でイベントをしたこともありました。
わたしも参加してみましたが、発見の喜びを感じることができました!
細井:宝を探す喜びを通じて自身の成長を感じることができると嬉しいです。
クエストをクリアすると商品や賞金も獲得できますよ。
AWSを選んだ理由は拡張性
ハンターズヴィレッジでは、インフラにAWSを採用しています。AWSを選んだ理由を教えてください。
細井:自由にカスタマイズでき、拡張性に優れるという情報が多くあったので、AWSを選定しました。。
実際に導入してみてどうでしたか?
細井:正直な感想としては、思っていたより難しいです。
今までWEB制作の現場で様々なサーバーを触ってきましたが、悩んだことはありませんでした。
しかし、AWSでは悩むことが多く、基礎知識が必要だなと感じます。
そうですね。AWSのみで見ると簡単に拡張はできるのですが、
システムとして拡張しようとすると、データの同期やログ収集、セッションの持ち方など様々な考慮が必要になっていきます。
具体的には、どのような部分で悩みましたか?
細井:2021年1月のリリース当初はスモールスタートをしていたため、大きな問題はありませんでしたが、
サービスも順調に拡大していることもあり、2021年10月のイベントに向けてインフラ拡張の見直しをかけることになりました。
その際、複数台構成のサーバーにしたことで、既存のシステムが動作しないという問題が発覚し、解決が難しい状況に陥ってしまいました。
課題解決のためにディーネットへ相談
そのタイミングでディーネットにご相談いただいたのですね。
細井:そうです。開発会社さんに紹介いただきました。
AWSのパートナーを変更することに不安はありませんでしたか?
細井:打ち合わせ時にしっかりと質問をしてくれたので、不安はありませんでした。
わたしはインフラの専門家ではないので、こちらから的確な要望を伝えることが難しいという課題を感じていました。
何を伝えたらいいのか解らないのです。
その点、適切な質問をしていただけたので、安心感が非常に大きくありました。返信も早く、進捗と途中経過もわかりやすく共有いただけたと思います。
ありがとうございます。
細井:弊社のお客様は社内にインフラエンジニアが不在または少数のお客様が多いので、コミュニケーションを大事にしています。そこを評価いただけて嬉しいです。
とはいえ、問題は起きませんでしたか?
今後ディーネットに期待することはありますか?
細井:現状はとても満足しており、安心してお任せ出来ています。
弊社のようなインフラ専任の担当がいない企業に非常に相性がいいパートナーさんと感じます。わたしはインフラの専門家ではないので、能動的な提案をしてもらえれば嬉しいです。
本日はお忙しい中ありがとうございました。
細井:ありがとうございました。
※取材日 2022.01.12
株式会社タカラッシュ様
「大人が夢中になれるリアルな宝探し」を企画・運営。
ハンターズヴィレッジから会員登録したハンターは、様々な宝探しクエストに参加ができ、発見の感動や報酬を味わうことが可能。
クエストには、自室や地域、無人島などリアルな場所で行うものから、オンラインで行うものまで様々あり、今までに7,300件を超える多種多様な宝探しクエストを提供。
31万人以上の宝探しハンターが【発見】を楽しんでおり、年々ファンが増加中
コーポレートサイト
ハンターズヴィレッジ
ご利用いただいたサービス
担当エンジニアから
ご相談からリリースまで1か月程度と短期間での導入となりました。タカラッシュ様およびシステム開発会社様とコミュニケーションを密に取らせていただき無事にリリースできてよかったです。
当初システムとしては、セッション情報をサーバー内で保持する仕組みになっていました。
ALBのStickySessionで固定することもできましたが、AWSから拡張性の恩恵を受ける上では避けたかったので、ElastiCacheを利用しました。リリースまでの期間を考えるとシステムの修正は難しいとシステム開発会社様からお話いただいておりましたので、セッション情報保存先をサーバーの設定変更で対応しました。
また、ファイル共有としてEFSを利用していますが、リリース前の動作確認で想定していた性能が出ない問題がありました。そのためプログラムのみEBS上に置き、lsyncdで同期、ALBで管理画面のみ特定サーバーに振り分けています。また、アプリケーション固有のログもEFS上に出力されていたので、出力先を変更いただきました。
本プロジェクトにおいて、細井様をはじめご相談くださいましたシステム開発会社様のご協力を賜り、この場を借りて改めてお礼申し上げます。 今後も、御社サービス(ハンターズヴィレッジ)の成長をご支援させていただきますので、よろしくお願いいたします。
担当エンジニア:
山田 (技術ブログ https://blog.denet.co.jp/archive/13/)